浜松市のメールマガジンから、姫街道の松並木についての記述を、コピーします。 ( 市長から、初めて姫街道の松並木保存についてのコメントを引き出した、鈴木 恵(めぐみ)議員からの、情報です。)
◎ はままつ文化財めぐり
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姫街道の松並木 ----------------------
「姫街道の松並木」は、昭和34年に市の指定文化財(史跡)となりました。 現在、葵東三丁目の追分交差点から大山町までの約3kmにわたる姫街道(県道磐田細江線)の南側には、232本の松並木があり、同じ姫街道にある、追分一里塚、東大山一里塚とともに、今なお昔の街道を思わせる風情を残しています。
かつて、松並木は道路の両側にありましたが、北側の松並木は、第二次世界大戦中に松の油を戦闘機の燃料とするためや、小学校の新築費用に充てるため、また、道路の拡幅工事のために伐採されたため、現在は1本も残っていません。
松並木は、江戸時代から旅人を楽しませ、夏は休息のための木陰となり、冬は空っ風や積雪を防いだと言われています。また、松葉がかまどの焚き付けなどに重宝されていたころは、人々の身近な存在として親しまれていました。 しかし、近年は、松の倒木や枝折れによる事故、落ち葉や松ヤニなどで、地元の皆さんに迷惑をかけるような場面も増えています。
そこで、平成15年6月、一本の松の大木が倒れたことをきっかけに、地元の皆さんと一緒に、松並木のあり方を考える「姫まつプロジェクト」をスタートさせ、松並木を歩くワークショップやアンケートなどを行いながら、さまざまな意見を交わしました。
こうした活動の中から、平成16年9月には、地元のみなさんが中心となって、松並木を巡りながらまちの課題を考える、「
姫街道の松並木を考える会」が発足しました。 また、平成17年4月には、地元の葵東発展会と葵西商工発展会が、松並木を活かした地元ブランド、「
葵乃銘品工房」を立ち上げました。
今年度は、10月下旬から、地域学講座「松並木のあるまちを学ぼう」を開催し、より多くのみなさんと一緒に、松並木に関する課題を掘り起こし、松並木のあるまちの将来について、知恵を出し合って考えていきます。
※「姫街道の松並木を考える会」の活動は、こちらでご覧いただけます
http://www.aoinishi.com/matunamiki.htm
※「葵乃銘品工房」については、こちらでご覧いただけます
http://www.aoihigashi.com/koubou/
※地域学講座「松並木のあるまちを学ぼう」は、現在、参加者募集中ですhttp://aoino.hamazo.tv/e179257.html
●生涯学習推進課(電話:053-457-2466)
10月28日(土) 9:00~12:00
地域講座「松の木のあるまちを学ぼう」が開かれます。 会場 葵西会館(葵西小学校バス停そば)
松並木に関心がある方、姫街道に関心がある方、葵、初生、三方原、大山地域の歴史に関心のある方、まちづくり・道路行政に関心のある方、どなたでも結構です。 松の保存に、賛成する立場の人も、反対する立場の人も、ぜひご参加下さい。
(mayonaka fujita)