姫まつ倶楽部通信～姫街道の松並木からのメッセージ～

　昨年の１０月に、危険木として切断した、姫街道の松ですが、切り株を１年間乾燥し、このたび標本化しました。　

　２５０年の老松で、芯が空洞化していますが、加工中に空洞部分が落ちて広がりました。　皮と芯の収縮率が違うようで、皮がはがれてきました。　釘で止めてありますが、触るたびにはがれそうです。

　一応ニスを塗ってありますが、まだマツヤニが出るので、数年後に再び研磨・塗装をしなければなりません。

　本日、葵西会館２Ｆロビーに設置しました。　　　　
　二つ作成し、1個は外部展示会などに、使用したいと思います。

　茶色に見えるのは、松脂（マツヤニ)です。　白い部分(ミッキーの耳のように見える)は、根っこの部分です。

　径が1ｍ以上もあるので、製材所でいっぺんにスライスできなくて、難工事でした。

　なおこの標本作成は、姫まつ倶楽部の、浜松市制100周年記念事業の一環として、行なったものです