20015.12.07.
平成27年度姫まつ講座第4回は、「樹木医からみた姫街道の松並木」
樹木医正木伸之先生をお呼びして、姫街道に携わった話を聞く。
姫街道の松並木は、地元の人より、県外の人には、評価が高いという。 いたいとか、かゆいとか言わない樹木を診断するのは、大変なこと。 いろいろな機材を使った結果を分析し、判断することになる。 過去には、空洞化の結論で、切断したが、健康そのものだったこともある。外観的に、もうダメとみられた木が、立ち直ったこともある。
樹木医として、40年前から、姫街道の松並木に携わった経験。 器材も年々進化しているが、それらは、役所との「契約外」で、つまり予算外で、テストを行うことになる。 長い目で、つまり長期的な観点から、管理をしなければならないと語る。 前3回の歴史講座に比べ、参加者は20名と少なかった。 今回は、新聞の掲載が極めて小さかったのが、残念。
追伸。 正木先生は、2010年、テーマ「根のメカニズムの研究。 細胞の動きの季節での変化」にて、兵庫県立大学の理学博士号を取得されている。 日本樹木医会県支部長。正木樹芸研究所所長。