姫街道嵩山の道標の側面が、歌碑になっています。 ましらとは、猿の古語。
あけましておめでとうございます。
姫街道三河の崇山(すせ)に、江戸時代後期の歌人香川景樹の歌碑があります。
ましらなく杉のむらたち下にみて幾へのぼりぬすせのおおさか 景樹
ましらとは猿のこと。すせの山中にて、昔は猿の鳴く声が聞こえたのですね。
ちなみに、ここ三方原では、鹿の鳴き声が聞こえたとのことです。
きな臭い話が広がっています。人類が滅び、猿の惑星の世界になりませんように。
2016年 元旦
「 杉のむら」には、「杉のある村」、「過ぎた村」が、「たち」には、「沢山ある」、「出立の立」が、それぞれ掛詞になっていると思うのですが、これは私の勝手な解釈です。おおさかは、大きな坂の意味で、幾重にも山を越えたことを意味しています。
年賀状には、温泉につかって、気持ちよさそうな猿を載せたのですが、「おい、崇山って温泉があるのか?」って、誤解されましたので、ここでは、姫街道未来塾のカレンダーの、写真を使いました