姫まつ倶楽部通信～姫街道の松並木からのメッセージ～

浜松市の姫街道　　浜松市メールマガジンより
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■国道を復活させた徳川家康

　平安時代まで国道として維持された東海道と姫街道は、奈良・京都の都の力
が衰えると次第に整備が行き届かなくなりました。

　鎌倉幕府・室町幕府とも諸国に東海道の整備を命じましたが、戦国時代を迎
えるころは全国的な統一感を失い、それぞれの領地の大名が自国の主要道路を
整備しました。例えていうなら、国道が失われて県道ばかりになったというこ
とです。

　江戸幕府を開いた徳川家康は、東海道など街道の再生を始めました。この時、
家康はすべての道路を新設したのではなく、先人にならい、古代の官道だった
東海道、東山道などをできるだけ復活するように計らいました。

　姫街道の主要部分も、古代の湖北回りの東海道を踏襲したのです。

★浜松市文化財ブックレット第２集『姫街道を歩く』を文化財課と博物館で販
　売しています（４００円）。興味を持たれた方はぜひご購入ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　博物館　太田
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（電話：０５３－４５６－２２０８）


■博物館　今月の見どころ

　９月の浜松市博物館の見どころをご紹介します。

★道具たちの１００年　　　　９月１０日（土）～１１月１３日（日）

　小学３・４年生「昔の道具とくらし」の学習に合わせ、１００年ほど前から
の道具を展示します。子どもたちはもちろんご家族でご覧いただき、それぞれ
の道具の使い方からその道具にまつわる思い出を語り合う場になってほしいと
考えています。

★昔のくらし体験館
　　　９月１７日（土）～１９日（月）、２３日（金）～２５日（日）

　昔の道具やおもちゃを実際に使い、昔のくらしを体験するイベントです。七
輪での餅焼きや石臼での黄粉作り、天秤棒での荷物運び、行灯の明るさ体験な
どがあります。昔の遊び体験では、お手玉と輪投げの大会も開催します。

★テーマ展「なつかしの浜松市－写真で語る浜松の１００年」　
　　　　　　　　　　　　　　９月１７日（土）～１０月１６日（日）

　明治４４年（１９１１年）の市制施行によって浜松市が誕生し、平成２３年
の７月１日で、市制施行１００年を迎えました。これを機会に、市民の皆さま
からご提供いただきました写真や絵葉書、古いパンフレット等で浜松市のこれ
までのあゆみを振り返り、なつかしい風景をご紹介します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　博物館　町田
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（電話：０５３－４５６－２２０８）